--- 製 造 工 程 ---

古紙 ~Koshi~

 

リサイクルされた古紙は分別されてから工場に運搬されます。


溶解 ~Youkai~

トイレットペーパーの原料として適さないものの混入がないか (ビニール加工の古紙、紙ではないもの)を検査して何種類かの古紙を一定の比率でパルパーと呼ばれる大きなジューサーに似た攪拌機のような容器に入れて古紙を回転させて繊維をほぐします。

古紙はこの中に苛性ソーダと過酸化水素と言う薬品と水を一緒に入れます。その際に繊維をほぐしやすくする為に蒸気を使って30~40℃に加温されます。



洗浄 ~Senzyo~

パルパーで古紙の不純物を取りやすくし、水でよくすすいでインクなどの付着物を洗い落とします。ホッチキスの芯、のり、ビニールなども取り去ります。 少量の水で脱水・注水を繰り返します。



除塵 Zyozin~

きれいに洗い終わった古紙パルプを漂白剤で消毒・減菌・漂白します。漂白剤を加える量は古紙パルプ1,000gに対して3g(0.3%)です。漂白剤を入れないとパルプ内の雑菌が増えてしまい、不衛生です。漂白の行程は古紙を白くするだけではなく、消毒が第一目的というわけです。
 



漂白・脱漂白 ~Hyohaku~

消毒・漂白の終了した古紙パルプに含まれる漂白剤を完全に取るために脱水と注水を繰り返し、洗い流します。洗濯機での仕上げのすすぎと同じ様な作業です。塩素がちゃんと取り除かれているか検査もします。
 



抄紙 ~Syoushi~

きれいになったパルプは抄紙機といわれる紙をすく機械で手漉き和紙のように薄く、均一に円筒状の網の上にすき上げます。 これを帯状の抄紙フエルトといわれる帯状のフエルトに転写しドライヤーといわれる乾燥機に圧着して乾かします。ドライヤーの表面温度は130度です。同時に高熱での消毒・殺菌もなされます。ここで細かなしわ(クレープ)をつけてやわらかな紙にします。 そして、トイレットペーパーの規格に合うよう加工されます。ここではまだ完全な製品ではありませんが、ダブル、シングル、エンボスなどの加工をし、大きなカッターで切断され、ちょうど良い大きさにします。




製品加工・梱包 ~Kakou・Konpou~

 

ダブル、シングル、エンボスなどの加工をし規格に合うようにします。


 

弊社商品の紙幅は、基本となる114㎜(±2㎜)の幅で製造されています。

また、紙幅を縮めたエコタイプも製造しております。